こんにちは、もっさんです。
植え付けたじゃがいもは、なんとか全株発芽してくれました。今回はそれらの芽がある程度伸びたので、芽かきをやっていこうと思います。
芽かきについて
芽かきとは?
じゃがいもの芽かきとは、発芽して背丈が10~15cmくらいになった芽を間引き、一株の芽を2~3本に仕立てることです。
芽かきのやり方
細い芽や形の悪い芽、成長の遅い芽を種芋からズボッと抜き取り、丈夫な芽を2~3本残します。このとき、種芋ごと引き抜いてしまわないよう、しっかり株元を押さえながら芽を抜きます。
芽かきの必要性
芽かきをせず、生えてきた芽を何本もそのまま放っておいても芋はできます。ただ、それでできる芋は数は多いものの、大小バラバラで、特に小さな芋が多くつきます。小さすぎる芋には有害な毒素(ソラニンなど)が多く含まれており、食用には適しません。
一方、芽かきをして、一株につき2~3本の芽を残して育てると、栄養の分散が抑えられ、芋が肥大するための空間も確保できます。そのため、M~Lサイズ以上の大きな芋がゴロゴロ実ります。芽かきをしない場合に比べ、小さな芋も少なくなります。結果として、芽かきをして芽の数を制限したほうが、収量が多くなるということになります。
なぜ2~3本立ちにするのか
芽かきの本数は特に決まりがあるわけではなく、品種によってもその数は変わってきます。ただ、推奨されている本数は2~4本であることがほとんどです。
ここからは私の経験談になりますが、4本立ちにしたときは、やや小ぶりの芋が多くつきました。一方、2~3本立ちにした場合は、比較的大きめのサイズの芋が揃い、4本立ちのときよりも一株あたりの総重量が重くなりました。そのため、私は芽かきによって残す芽の本数を2~3本にしています。
芽かきの様子
まずはインカのめざめ。1つの種芋から10本近い芽が出てきました。
ここから細い芽や曲がっている芽などを抜き取り、一株2~3本立ちにします。
うまく種芋から引き抜くことができれば、根っこも一緒に付いてきます。そのような芽を再び土に埋めて水をやり、育てていくことで、少しではありますが芋を収穫することができます。
2~3本立ちにしたあと、マルチなしの場合は追肥と土寄せを行います。マルチありの場合は基本的に追肥と土寄せの必要性はありません。しかし、このままでは株元が不安定で、少しの風などで倒伏してしまいます。
そこで私は、培養土や畑の土を株元に盛って、株を安定させています。
キタアカリとホッカイコガネも同様に、複数本出ている芽を
間引いて3本立ちにしていきます。
そのあとはインカのめざめと同様に、土を株元に盛って、株を安定させました。
全体図はこんな感じです。
おわりに
ということで今回はじゃがいもの芽かきをやってみました。この作業が終わってしまえば、あとは収穫まで必要な作業は特にありません(マルチありの場合)。丈夫に育ってくれるよう願うだけですね。
一応芽かきの必要性については触れましたが、別に芽かきは必ずしなければいけない作業という訳ではありません。家庭菜園で栽培する分には、あえて芽かきをせずに、様々な大きさの芋を収穫するのも楽しみ方のひとつです。
どのくらいの本数の芽を残せば、自分が納得できる収穫になるのか、いろいろと試してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
みなさまによい一日が訪れますように…
それでは!
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